コストを掛けたプロモーションを成功させるために、ランディングページまで誘導した潜在客をできるだけ直帰させずに、購入まで進んでいただく必要があります。その為にはランディングページで商品に興味・関心を与える訴求が必要となります。
どんな訴求が最も獲得率を上げる事ができるのか?コピーライトなのか?イメージ画像なのか?ページのレイアウトなのか?その一つひとつを比較検証して最も売れるページにする必要があります。
この様にして最も売れるランディングページを作り出す事をランディングページ最適化（LPO）と言います。

ランディングページ最適化を行い申し込み画面までの遷移数が増えても、フォームが分かりにくかったり入力が手間だと、離脱するお客様も増えます。離脱が多くなればLPOの意味がありません。
ユーザーが入力しやすいフォーム、入力ミスが起きても分かりやすいフォーム、遷移数の少ないフォームを準備し、購入に関するストレスが発生しないようにエントリーフォームを最適化（EFO）する事も、コンバージョン数を伸ばす重要な施策の一つとなります。
また、ケータイへの対応はもちろん、急激に成長を続けるスマートフォンへの対応も、今後のコンバージョン数を左右する大きな要素になると思われます。

2ステップによる新規顧客獲得は購入者の意欲が冷めないうちに、早期にサンプルから本品購入もしくは定期購入へと引上げなければなりません。
さらに購入者の購入動機を知り、購入動機に合わせたメール文面を程よいタイミングにメール配信を行う引上げ方法が、単品ネット通販では効果を発揮します。
2ステップでなくても、購入者の初回購入は「お試し」の意識が高い方がほとんどです。次のリピート購入は、自分の判断と商品の効果を「確認」するために再購入します。そして初回購入から3回目の購入が「確信」となりその後のリピート購入となりますので、3回目の購入を目標に早期に顧客の安定化を図る必要があります。

顧客のロイヤル化を行うには、最新購買日（Recency）や購買頻度（Frequency）によって顧客を分類し、各分類ごとに最適なメール文面でのメール配信や再購入のためのオファーを付けた商品をご紹介するなど、その時の顧客の状況に応じてOne to Oneに近い顧客対応が重要となります。
また、顧客との接点維持の役割としての定期的なメールマガジンの一斉送信も有効です。
メール配信は費用が掛からず、自社で実施可能なプロモーション方法なので通常のDMでは追えない離反客や休眠客の掘り起こしなどメール配信を上手く使う事でベストな顧客対応を行うことが可能となります。

2ステップ販売が軌道に乗ればさらに多くの潜在顧客を獲得し、顧客ならびにロイヤルカスタマーを増やしていかなければなりません。そのためにはプロモーションの枠を広げ、潜在顧客へのアプローチを高める必要があります。
これまでは媒体を使ったプロモーションで直接効果のみを見て結果が出ないという判断が多く、新規プロモーションを諦め潜在顧客の獲得を増やすことができない企業が大半でした。
媒体でのプロモーションがあったからこそ認知度が高まり、結果リスティングでの獲得につながるといった流れを見逃さずユーザーの媒体経路を認識し、広告貢献度まで把握した上で広告効果を見てプロモーションを広げていくことが重要となります。